時計じかけのオレンジ
原作・脚本:アンソニー・バージェス
演出:河原雅彦
出演:小栗旬/橋本さとし/吉田鋼太郎/キムラ緑子
石川禅/高良健吾/武田真治/山内圭哉 ほか
o今年いっぱつめ舞台始め。ふんでもこの日にチケ取るはずぢゃなくて
日にち間違えたとこからなんだか不穏なはぢまりだったのかも泣笑。
まあぶっちゃけ結論から言うとぜんぜんノれなかった。
oそもそもおぐりふぁんぢゃぜんぜんないけど河原雅彦がどんな風にこの作品を
演出してくるのか作品自体への興味とか橋本さとしとかその辺観たさに
チケ取ったけどなんつってもおぐり主演だからと慌てて先行で取ったら
けっこう後ろであちきメガネかけるかかけないかのぎりぎりラインだけど
裸眼で生活してるせいもあって後ろだとそんだけで萎え萎えしつつ。
o幕が上がってから目から耳から入って脳に伝達されてゆく情報がするすると
うわすべりしてさらさらとこぼれてく砂のごとく。なにもこころに届かない
なにもこころ動かさないのはなんでだろなんでだろと自問自答。
oそれにしてもこんなにもおぐりしゅんが悲惨な目に遭ってるの観て
おぐりふぁんはこんなおぐりん観にきたんぢゃないとか思ってるべなあとか
醒めた目で舞台を観つつも河原雅彦らすい演出とかがんがってるのは判るけど
結局は原作をなぞってるにすぎないていうか多分キャバレーとかとおなぢで
変えられない約束なんだべな原作モノのむずかしさむずがゆさ。
oとりあえずカテコパスして帰ろうとしたけど誰も席を立たず泣笑。
あらためてカテコでおぐりしゅんへの拍手の大きさにああやっぱし
圧倒的におぐりふぁんが観に来てんだなあと実感そして完全にあちきあうぇい感。
o帰りにパンフ熟読していろいろ補完。登場人物みんなバックボーンがないとか
ああだからうすっぺらなんだそれも原作通りなんだとべっくら泣笑。
そもそもあちき原作読んでないし映画は多分観たけどもうあんまし記憶ないし
原作者とキューブリックが対立してたとか結末が二つあったとか全然知らんかったし
それもこれもパンフで知ってべっくら。舞台でいったん終わったかんぢにして
映画にはない原作の一度は削除された最終章でかっちょいいおぐりしゅん登場させて
おぐりふぁんへのサービスボーナスステージとしてああいもん観たなあ的な
終わらせ方してるとこも逆にうすら寒くて観てるこっちが恥ずかしいくらいで
ふんでもきっとこれは河原雅彦の罠。