PARCO presents カフカの「変身」
作:フランツ・カフカ
脚本・演出
美術・音楽:スティーブン・バーコフ
出演:森山未來/穂のか/福井貴一丸尾丸一郎
久世星佳/永島敏行
o今回は真ん中よりちっと後ろの席でのル テアトル銀座で
去年の夏に前から4列目で斎藤幸子を観れた日が遠い思い出泣笑。
oオペラグラス忘れないでほんとよかった。前半にすでに汗が
かなり滲んでるグレゴールにもうそんだけで泣きそうになる。
oひとステージで一体どのくらいの運動量になるのか想像もつかないくらいの
虫の所作に歌わない踊らない森山未來にこんなにも心震わされるなんて。
oぶっちゃけカフカの変身は読まないで育ったこどもなんだけど
あうとらいんはまあ判ってるつもりだったんだけんどもパンフで見て
もう100年も前に書かれた作品て知ってべっくら。
oでもぜんぜん色褪せないていうかむしろ現代のひきこもり問題とか
介護問題とかにも見て取れてしごく普遍的な感情を描いてて気持ちに
寄り添ってきてその顛末があまりにグレゴールが哀しく思えていろんな
言葉にならない感情があふれて帰ってきていろいろ反芻して泣いてしまた。
o舞台装置とか小道具とか最小限だけど照明と音楽の完ぺきな一致に驚き
しかもカテコのときにその音楽をつけてたパーカッションとキーボードの人も
出てきて袖で生で合わせてたのかとまた驚愕。
oキャストも少数精鋭申し分なし。勝手にだめなんぢゃないかと危惧してた
穂のかがぜんぜんまともでちゃんと出きてて反省苦笑。
oともかく森山未來すげいよ森山未來な1時間40分。森山未來にほんの宝ら。
どこまで進化するのかおそろしい子。