くまゆうむ

YMOりあるたいむへんたいよいこくまゆうこころとめでぃあの日記改め

きょうのくどかんのお言葉

まあ今日ていうか昨日発表になった芸術選奨
くどかんが放送部門で受賞てことであちき的にぁ
放送部門でしかもゆとりが評価されての受賞てことで
いやはやなんとも心中複雑なわけで泣笑
いちお今でもかろうじて最愛のひとの作品を
当時こころを鬼にしてばっさりぜんぜんだめと切り捨てたわけで
それがこんなに評価されたらそらぁううむううむてなるわけで泣笑ぃ
でもまあくどかんが誉められて喜んでるならそれはそれでよしや

秋本治さんや宮藤官九郎さんなど18人が芸術選奨
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170308/k10010903381000.html
宮藤です。
この度は(日本テレビ系ドラマ)「ゆとりですがなにか」で芸術選奨を頂いたそうで大変光栄です。
木更津キャッツアイ」で新人賞を頂いたのが14年前だそうで、あの時から自分が成長したとも
後退したとも思ってないので気持ちはまだ新人です。

「ゆとりですがなにか」は放送当時「社会派ドラマ」と言われましたが、
自分では「社会ドラマ」というつもりでした。“派”の有無は自分にとっては大問題で、
いわゆる世相を斬るシャープなドラマが社会派だとしたら、社会を肯定も否定もせず、
ただありのまま見たまま感じたままにたれ流す、そんな煮え切らない「社会ドラマ」が性に合っているなと。

だから過剰な演出や、自分の得意技、手癖を封印して書きました。
ギミックやギャグに頼らず現代の若者を描けるのか?という
自分なりのチャレンジは思いの外みなさんに受け入れられたようで、
むしろ意外というか、この先、自分はどういうドラマを作れば良いのか、分からなくなっています。

それでも締め切りが来れば書くのだろうし、その時、自分の中心にある感情を、
素直にぶつけて、褒められたりスルーされたりしていくのだと思います。

賞が欲しくて創作しているわけではありませんが、このように時間差で頂く評価は何よりの励みになります。
大好きな作品での受賞、たいへん嬉しいです。ありがとうございます。