愛のむきだし第９回東京フィルメックスの特別招待作品

237分の衝撃―。
実話をベースに描く、無敵の“純愛”エンタテインメント
http://www.ai-muki.com/
原案・脚本・監督：園子温
出演：西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/渡辺真起子/渡部篤郎
主題歌・挿入歌：ゆらゆら帝国

ｏノン子のときと同じくぴあのプレリザーブで申し込んでおいてほぼ同じ席のＡ席。
　劇場のいたるところに女子高生らしきギャルだらけで中には制服のまま来てる子も。
ｏ上映前の舞台挨拶で登場した園監督がリリー・フランキーにしか見えなくてこの人って
　こんなびぢゅあるだったっけと思いつつ共に登場した出演者４人に黄色い悲鳴。そういへば
　主演の男の子がとりぷるなんとかていうアイドルグループの子なんらよなと思い出す。
　あとヒロインの子もアイドルの子らしくて絵に描いたようなアイヲタの男たちも多し。
ｏ手短に舞台挨拶は終了していよいよ４時間の上映開始。寝るかもとかおしっこ漏れたらどうしよ
　とか始まる前の不安はすぐに吹き飛ぶすげいよ園子温すげいもん創っちゃったよ。
ｏ上映終了直後に拍手の嵐。まあでもとりぷるなんとかの子狙いで来てた子たちは大半が苦笑とか
　ﾎﾟｶｰﾝだったけど泣笑。あちきの後ろの女なんか大声でこんなのファンのあたしたちは４時間も
　見てられるけどファンじゃなかったら無理だよこんなの公開したら売上げ絶対悪いよとか怒りまくり。
ｏもういっぱんぴーの王道のような感想を頭の後ろで聞きながら、確かにアイドルファンの子が
　観るには酷らよなあこのキチガイ映画(あちき的には大賛辞)と思いつつ、きっとこういう女の子達は
　園子温の新作だから観に来てる人間が居るとか夢にも思わないんだろな。でもこういう子たちの中にも
　こんな映画観てああこういう世界もあるんだって目からうろこな化学反応が起きてすごい感性が
　育っちゃって将来ものすごいクリエイターになる子も出てくるかもしれないしとかぼんやり思いつつ。
ｏアイドル畑の主役二人が実に素晴らしい芝居して参ったあるよ。あと不覚にも安藤サクラて女優を
　知らなくってでもこの顔どっかで見たことある誰だっけ誰だっけと発狂しそうになって帰ってきて
　調べたら安藤和津の娘だったもしくは奥田瑛二娘とも言うけど。いやしかし顔そっくり！特に目元。
それ以上にべっくらなあの演技。ちうか今回この主役級３人の演技もすげいしここまでやって
　よく事務所的におっけえ出たな的なことの連続。ティーチインでもその件で質問出たくらい。
ｏ渡部篤郎もぜんぜん思ったよか出番多くてよかったしゆらゆら帝国「空洞です」の使い方も実に効果的。
　かなりグロだし狂ってる系だけど普通に泣ける。ノン子よかもうぜんぜん好き。もっかい観たいくらい。
　でも今度は家で泣笑。まだお尻がしびれてる感じする泣笑。